会長あいさつ
我々は埼玉県に拠点を置くプラスチックス製品の製造業者を中心とした団体で、昭和43年に設立され、現在約50社の会社が加入しております。
当振興会は技術・技能の向上と人材の育成及び企業経営の近代化等を通して、業界の健全な発展と社会貢献を目指しております。
この基本理念をもとに、当振興会の活動によって提供される価値が、社会に認められ必要とされることが、我々の”正しいこと”と捉え、これを追求し続けることが、当振興会の永続性と発展に繋がるものと考え、本会を活性化してゆく所存です。
このホームページを通して、当振興会の情報を発信してまいりたいと思いますので皆様方のご支援ご協力の程、何卒、宜しくお願い申し上げます。
埼玉県プラスチックス振興会の沿革
設立の経緯
埼玉県プラスチックス振興会は、昭和43年(1968年)6月に設立されました。
それ以前、昭和38年に、当時、県の鋳物機械工業試験場に在席していた鳥海博氏の呼びかけに松田製作所の小林正二氏および日本信号鰍フ吉田五男氏が応えて成形技術に関する講習会を開催し、昭和40年6月に「埼玉県プラスチックス技術研究会」を発足させました。講習会・見学会・研究会などを開催し、また、県に対し公設試験研究機関にプラスチック部門を設置されるよう陳情しました。42年には東日本プラスチック成形工業会(当時)埼玉支部と合同会議を開催して技能検定の実施と業界団体の一本化について協議、技術研究会を「プラスチックス振興会」に改組することを検討、設立発起人会を経て43年に設立されました。
その後の経過
県に対しては技能検定実施のための諸設備の導入を陳情、翌昭和44年に県工芸試験場に技術第2課(プラスチック担当)が発足し、同試験場内にプラスチック研究棟・成形機が準備され,昭和45年から技能検定が実施された。また、その間、各種勉強会・見学会・講習会などを開催してきました。
技能検定実技試験については、その後会場を鰹シ田製作所に移し、さらに2004年には行田市の「ものつくり大学」に移設、2009年からは狭山市の本田技研工業鰍ノおいても実施されることとなりました。
2002年には、新しい世紀を迎えて、21世紀部会を設立し、主に中小企業を対象として勉強会を開催しています。テーマは、主として経営上の課題について関心のある部分を選んで講師を招いて懇談しています。その他、会員の親睦を図るため、ゴルフコンペなども開催しています。
埼玉県プラスチックス振興会の活動
技能検定
「沿革」で述べたとおり、振興会の重要な活動として技能検定実技試験の実施があります。 技能検定には3級・2級・1級・特級と開発途上国の技能実習生向けに随時3級・基礎2級・基礎1級がありますが、 この中で2級と1級の実技試験を県職業能力開発協会から委託される形で実施しています。その他については、 協会独自に実施されています。
21世紀部会
21世紀を迎えてさらなる発展を期すため、「21世紀部会」を設置し、主に中小企業を対象として、 いろいろな経営課題についての勉強会を開催しています。 また、会員相互の親睦を図るためにゴルフコンペなどを催しています。
講習会・見学会など
検定業務は振興会で委嘱した検定委員を中心に行われますが、振興会としては受検者の便宜のため、 検定試験の前に実技および学科試験の講習会を開催しています。また、ものつくり大学や埼玉県産業技術総合センターなどの見学会も実施しています。
総会・新年会と情報提供
年に一度の総会(例年は6月中旬に開催)及び東日本プラスチック製品工業協会埼玉支部との合同新年会(例年は2月下旬に開催)は会員相互の情報交換・交流の場でもありますが、2006年から様々なテーマのもとに講演会を行っています。
<例> | 「私の事業観」 | (株)エンプラス | 横田 誠 氏 |
「射出成形機の最新技術動向」 | 日精樹脂工業(株) | 村田 博文 氏 | |
「人材育成と技能検定への取組み」 | 本田技研工業(株) | 三上武・吉山隆夫 氏 | |
「変化に対応する積極的経営」 | 元古河電工(株) | 小泉 伸太郎 氏 | |
「これからの中小企業の事業展開」 | 日本政策金融公庫 | 石川 佳孝 氏 | |
「これからの成形業における生産管理」 | ムラテック情報システム(株) | 安枝 和明 氏 | |
「ものづくり支援事業について」 | 埼玉県中小企業団体中央会 | 近藤 幸雄 氏 |
また、当振興会では団体として「埼玉県職業能力開発協会」および「東日本プラスチック製品工業協会」に所属していますので、そちらからのいろいろな情報もお伝えすることが出来ます。